車をレンタルして、恋人と9日間のスコットランド旅行をした。
1日目:Edinburgh
2日目:Stirling → Fort William (via Loch Lomond and Conic Hill hike halfway through)
3日目:Fort William → Glenfinnan → Tioram castle → Ben Hiant → Marisaig/Arisaig
4日目:Arisaigから船でIsle of Skye; Armadale → Sligachan → Fairy Pools → Neist Point lighthouse → Dunvegan castle → Portree
5日目:Portree → Duntulm → Kilt Rock → Old man of storr → Eilean Donan Castle → Inverness → Fort Augustus
6日目:Fort Augustus → Anstruther → Isle of May → St Andrews
7日目:Edinburgh
8日目:Edinburgh
9日目:Edinburgh → England
Lonely Planetやいろんな人のブログを参考にしてこういうコースにした。写真を整理して記事にしたら誰かの役に立つかもしれないので、後でやろうと思う。
UK移住後1年以内なら日本の免許証が使えるのは知っていたけれど、正式な翻訳証明書が必要なのは知らなくて、カウンターでとても困った。結局、今回の旅行中は彼だけが運転することになった。
車は学生割引があったことや1日あたりのマイレージに制限がなかったことから、EuropCarで借りることにした。学生割引を抜きにしても、Europcarが値段や安全面で一番良さそうだった。車のレンタル会社が提示してくる保険は不必要に高額なことで有名で、私は外部の保険に加入する手続きをしていたんだけど、私が運転できないことになったので保険も解約せざるをえず(運転者と保険申込者が一致していてかつUK在住である必要があった)、1週間で200ポンドくらいする高額な保険に入ることになってしまった。さらには、レンタル期間を1週間間違えて予約するという大失敗もしてたんだけど、それも何とかなった。良かった…。
車は普通車が一番良いと思う。特にスカイ島では、一本道を譲り合いながら進むことも多くて、数十メートルおきに設置された passing pointを使って対向車とすれ違うので、普段運転に慣れていないキャンピングカーやキャラバンなんかだと少しこわいと思う。それから、車は基本的にマニュアル車なので、マニュアルに慣れておく必要がある。エディンバラ以外の都市では基本的に、6pm以降は駐車無料の駐車場ばかり・日中でも短期間の路上駐車は無料の場合が多いので、有料駐車場を使う前に少し注意して周りを見ると良いと思う。
宿は、カウチサーフィン・Airbnb・ホステルを使った。Airbnbはどこも2人で一泊35ー40ポンドくらい。中央部や西の方は、直前だと結構予約が埋まってて、少し心配だった時もあった。早めに予約しておくのが良さそう。荷物に余裕があるなら、寝袋を持って行けば、Central Highlands & Southern Highlandsではテントを借りたりコテージを借りたりしてもっと安く済むと思う。
毎週金曜日の夜は必ずエディンバラのどこかのパブでCeilidh (ケイリー)があるらしい。残念ながら、私たちが行った時はBank Holidayでどこもやってなかったんだけど、とても良い経験になると思うのでぜひ金曜日の朝にはエディンバラで車を返却して欲しい。ケイリーは、スコティッシュダンスのことで、音楽に合わせて飛び跳ねたりぐるぐる回ったりする。私も何度かやったことがあるけれど、本当に楽しい。踊ったことのあるダンスの中で一番好きなダンスかもしれない。部外者にも広く門戸を開いていることが多いようなので、旅行者でも仲間になって楽しい夜が過ごせると思う。

中学生の時に英語の先生が話していた、エディンバラのボビー。いつか見てみたいと思ってた。思ったより小さかったものの(ボビー目指して歩いてなかったら見過ごしたかもしれない)、ボビー周辺のお店はボビーにあやかった名前ばかりで影響力のある犬だった。顔つきは、想像していたよりもハンサムで凛としていた。彼が「スカイテリア」なのは知っていたけれど、”Skye Terrier”と綴ることを知って少し感激した。色褪せた鼻が、モンマルトルでみかけた乳房だけ金色に光るブロンズ像を彷彿とさせた。みんな、前方に突き出しているものに触りたがる。
スコットランドの旅行は、論文を書いたり知識を吸収したりする目的でない、ただただ愉しむだけの読書みたいな経験だった。歳をとると、知識も経験も増えて、色んなことが初めてではなくなってしまって、昔のように頭からつま先までのめり込むのが難しいように感じる。でもこうやって旅行をしたり限られた時間を普段出会うことのない人たちと過ごしたりすることは、非日常の興奮に加えて、経験の背後にある世界に対する想像の余地を与えてくれるので、愉しむだけの読書に匹敵する感動が得られることがある。
スコットランドの旅行はまさしくそんな感じだった。物理的に移動するだけではない、特別な旅行。特に、カウチサーフィンで出会ったエディンバラのホストが何とも表現しがたい独特の人で、私たちは彼とエディンバラが大好きになった。人を表現する形容詞は幾多とあるけれど、そのどれを組み合わせても彼を的確に表現することはできないと思う(少なくとも私には…)。
スコットランドは私の心をつかんで離さない。記憶を思い返して、ため息をつく。
