Tag: MRCP

  • お知らせ: Noteを始めました。今後は段階的にブログをそちらへ移行する予定です。また、日本語話者の日英医師のためのグループをDiscordで作りました。現在のメンバーは、日本の医学部を卒業してGMC登録した医師、英国の医学部を卒業して英国で働く医師、日本の勤務を希望している医師などさまざまです。今後イギリスで働くことを検討されている方は、情報交換の場としてぜひご参加ください。 MRCP PART2 MRCP Part2に合格した。7月のは去年の10月に続く2度目の試験で、Part2のことがIMT1の間中ずっと頭の片隅にあったので結果にホッと一安心している。 1度目の頃は毎月のように重症の風邪をひいていて勉強時間がほとんどなく、Pastestを1周もできないまま試験に臨んだ。今回は、試験前に2ヶ月ほどかけてPastestを1周したのち、間違えた問題だけもう1周、そして模試も2-3個ほど解くことで合格したので、1度目の頃も勉強時間と体力さえあれば合格したのにと悔やまれる。 勉強方法はPart1と同じで、とりあえず間違えた問題・覚えるべきことを簡単に付箋に書いて、各科目終了のタイミングで付箋内容をノートに整理し必要に応じてそこに肉付けをした。付箋は持ち歩いて、通勤時や散歩中にちらちら見ることにしていた。ちなみに1度目のPart2では、間違えた内容はただひたすら間違えた順にノートに書いていた。 1度目のPart2に落ちたのがショックで、NHS England公式の「試験勉強の仕方」というような講習に参加してみて感じたのは、この「付箋を自分でまとめ直す作業」が記憶の定着に一役買っていたことだった。Q bankをひたすら解くのは落ちる勉強法らしい。 Part1に合格した人なら同じように勉強すればPart2は合格できるので、何だかここで無駄に足踏みしたように感じている。通常はPart1から半年以内にPart2を受けるのに(リンクする内容がある)、そこを1年も開けてしまったことも後悔している。残るは実技試験のPACESで、こちらは試験代も£750くらいと高額なので、一度で受かるよう万全の対策をして臨みたい。 ストライキ 7月の5日間にわたるストライキ以降、ストライキの話が全く出ておらず、スト賛成派はやきもきしている。たまにアップデートのメールが届くが、特に内容はない。一度のストライキ投票で結果が有効なのは6ヶ月なので、このままでは追加のストをしないまま期限が来てしまうと焦る声も増えてきた。 今回のストでは話題にのぼった争点が複数あり、Full Pay Restorationをスローガンに一丸となって戦った前回とは雰囲気もだいぶ異なっている。 例を挙げると、 こんな事情で、結局ストに賛成票が多数だったこともストが決行されたことも私は驚いたのだが、複雑な状況なのでおそらくなかなか次のストにも踏み切れないのだろう。 労働環境 ちなみに現在の医師の待遇だが、私の現在務める病院・診療科・レベル(SHO)では、週2-5勤務(シフト制)だ。8月に5%の賃金上昇があったほか、1度の勤務時間が9-12時間と長く時間外手当が多いので、私がNHSで働き出した頃の給料を思うと随分と貰えている気がするが、これでもインフレ上昇率には足りず、Full Pay Restorationには程遠いらしい。 労働環境と待遇は病院によってまちまちのようで、今の病院はかなり良いので、冬の診療科以降は、たとえ一度の勤務時間が長く濃くてもその分しっかり休みがあってバーンアウトとは縁遠い生活をさせてもらえていてありがたく思う。

  • MRCP Part1 合格していた🌞

    540点足切りで544点とぎりぎりだったが、滑り込みでも合格は合格なので良かった。落ちたとばかり思っていたので、PASSの文字が信じられず何度も確認した。 緩和ケア科は100%の得点率、得意な分野は軒並み70%台なのに対して、苦手な科目の例えば眼科は驚きの0%の得点率だった。 MRCP Part2、PACESをこれから7年以内に受験しなくてはならないが、とりあえずひとつの山を乗り越えて一安心だ。Part1からPACESまで全てをトレーニング期間中にやるのはしんどいなと思っていたので、2つに減って嬉しい。要領がわかったので、Part2はもう少し勉強に計画性と余裕を持って取り組めそうだ。できればPart2もnon-training jobに就いている今のうちに終わらせられたらいいなあと思う。 試験前は日に日に短くなる日照時間やら試験勉強やら日常のトラブルやら色々で随分と気持ちが落ちていたのだが、試験も終わり一時帰国で家族や友達や恩師と会って元気を取り戻してイギリスに戻ってきたので、今は天気にも負けずに小康状態を保てている。 下の写真は、たまに晴れた日の近所の写真と、たまに晴れた日のウェールズ日帰り旅行の写真。

  • 10月にMRCP Part1という試験を受けた。これは英国で内科医になるための一つ目の試験で、初期研修1年目〜中期研修終了の間に受けなければならない試験だ。 中期研修(便宜的にこう呼ぶ)はIMT1-3のことで、将来専攻したい科目によって2年(IMT1,2)または3年(IMT1,2,3)、研修をしなくてはならない。 私は緩和ケア科を今のところは目指しているが、最近語学力や人間性の面で自信をなくしているので今後どうするかはまだわからず、IMT2年の科も一部検討しているので、MRCPは早いうちに受けたほうがいいだろうと10月に受験した(IMT2年の人たちは、MRCP Part1, Part2, PACESの3つの試験を2年以内に終わらせなければならないので、かなりハードなスケジュールだ)。 概要 医学部卒業してすぐ受験するのがよいと言われている。インターネットに転がっている情報やレジから直接聞いた情報をもとにすると、 らしい。合格率は、IMGs(外国の医学部出身者)や医学部卒業から年数の経った人たちで40%前半くらい、英国の医学部卒で卒業から年数の経っていない人だちだと60%台という感じで、総合するとぎりぎり50%を切るくらいだ。 私のやったこと 前の勤務先がPass Medicineの費用を3ヶ月分負担してくれることになっていたので、転職前・試験の6ヶ月前にPass Medicineに登録したのだが、なかなか勉強に身が入らず1週間に1度、10ー30問くらい解くペースでだらだらと勉強していた。引っ越しや転職もあり全く勉強しない週も続いた。これはどうやって勉強すればいいのか?解くだけで本当に覚えられるのか?と勉強法に迷いもあった。 試験の3ヶ月前に自腹を切ってPass Medicine購読し、2ヶ月前から本気を出し始め、1日70ー100問のペースで問題を解き、試験2週間前にPass Medicineを1周した。 試験2週間前にPasTestを購読し、模試や過去問をやっていたのだが、このくらいから人生で起こった悪いことを反芻して悲観的になるなど精神的につらくなり(勉強は3ヶ月だったというレジに言われた「あらゆる娯楽を切り捨てて勉強すべき」という助言の通りの生活を、英国では天気が悪くなり寒くなる最悪の時期に続けていたので、それが良くなかったと思う)、勉強のペースが落ちてしまった。 試験1週間前には公式の問題集(誰でも登録できるので興味のある人は解いてみるといいかもしれない)も解いた。 PassMedicineは、チャットボックスがあって過去の受験生のコメントが残っているので、そこでゴロや雑談を目にできるところが良かった。まとめが簡潔なところ、安価なところ、YouTubeの良質な動画がリンクに載っているところは良かったが、重箱のすみ系の問題が多いように感じた。 PasTestは、模試が良いと評判のサイトのようだ。試験に高得点で合格した先輩に教えてもらって登録した。模試で合格点以上を取るのは少し自信になったが、まとめが長いところ、高額なところ、はPassMedicineと比べて欠点かもしれない。 Passmedicineをやっていると無限に覚えることが出てくるように思われるが、ずっと解いていると、繰り返す問題が多いことに気がつく。私は最初はメモをとっていなかったが、一向に覚えられないので、途中から付箋に要点を書いて部屋の壁に貼るようにしていた。すると覚えることが膨大で部屋中付箋だらけになりストレスの多い部屋になってしまった一方で、同じ内容の付箋が増えてきて問題の繰り返しに気がつくことができ、各付箋同士がリンクし始めて付箋に書ききれないまとめ事項も出てきたので、試験2ヶ月前くらいにルーズリーフに移行して、だいたい科目ごとに分けて、間違えたことだけを記載していた。 USMLE STEP1のFirst Aidを読んだのが役にたつなあと思う時が何度もあった(語呂合わせなど;First Aidそのものの画像は見つけられなかったがたとえばこの図は日本の国試の時からずっと役に経っている)。日本では馴染みのない遺伝疾患、感染症、なども、英米ではあまり違いなく学ぶようだ。 Pass Medicineは常にグレーのライン内、PasTestは常に足切りの1-2%上くらいの点だった。当日は医学部を卒業してから一度も見ていないような解剖の問題や問題集で重点を置かれて出てこなかった事項が出てきたりしたので、落ちたと思うのだが、要領が掴めたので次は受かるように勉強できると思う。合格した時に記事を書こうかと思ったが、今回落ちてもやることは同じでやることの期間が伸びるだけなので、勉強法に困惑した・日常に忙殺されてやる気の出なかった時期の記憶が残っているうちに記録しておこうと思う。 ある程度の詰め込みは必要だ、とアドバイスをくれたどのレジも言っていたのだが、計画性がないと私のように気持ちが追い詰められてしまうので、英米の医学試験に全く馴染みがない・日本の医学部卒業から時間が経っている人はコンスタントに勉強する期間を半年くらいは見ておくと心に余裕が出ていいかもしれない。私の反省点は、初めの方にだらだらと勉強して実質勉強期間が2ヶ月ほどだったことで、早めにPassMedicineを終わらせて2周するか、早めにPasTestに移行しておけば良かったなと思っている。