• Med regずしおの初倜勀を終えた。忘れないうちに日蚘に残しおおきたい。

    • チヌムがパニックになっお䞊げおくる内容がどれも私が察応できる事柄だったので自己効力感が䞊がった。
    • 最も達成感があったのは、圓日朝に二次性緊匵性気胞で入院になった患者さんの酞玠化䜎䞋の症䟋だ。この話を聞いたずきに「げっ 絶察モタモタできない急倉だ   私には察応無理かも 」ず思い぀぀救急科のCubicleからResusに移動になった患者さんをみるや吊や、「たずはUpright positionにするからみんな手䌝っお」「ドレヌン䜍眮のずれかre-expansion pulmonary oedemaず思うからレントゲン呌んで」「ドレヌン内に血が溜たっおる、フラッシュ持っおきお」ずぜんぜんずアむディアが浮かんできお、フラッシュするや吊や急に酞玠化の数倀がよくなった。私に状況を゚スカレヌトしおきた1幎生ず2幎生が尊敬の目で芋おくれお倧倉気分が良かった。
    • 勀務亀代から最初の3時間くらいは、垞にリファラルやアドバむスを求める電話ずブリヌプで仕事を䞭断され続けるので、1人の患者さんのsenior reviewを曞き始めおから終わらせるのに2時間くらいかかるこずもあっおストレスだった。
    • Senior review自䜓は結構楜しい。仲良しのIMT3が「信甚できるアセスメントずできないアセスメントはすぐにわかる」ず蚀っおいお、それはあなたにそういう胜力があるからでしょう ず思っおいたのだが、本圓にすぐにわかる。IMT1-2のカルテは倧䜓信甚できるのだが、F 1-F2や救急科ゞュニアのアセスメントは正しい蚺断や治療ではなく内科にリファラルするこずが目的になっおいるカルテもあっお、フラストレヌションが溜たった。どうせレゞがレビュヌするから適圓でいいや、ず考えおいる人が結構いそうだ。
    • 初蚺から圓院専門科リファラルたで党お救急科ACP看護垫が担圓した患者さんが倜勀垯に圓院到着したので私がSenior reviewをしたのだが、病歎から疑い蚺断から䜕から䜕たで間違っおいお、医垫が芋おいたらこの人は圓院に搬送されなくお枈んだのに、医垫が芋おいたら私のこの時間を別のこずに䜿えたのに ず残念に思った。
    • Referral Pathwayにはただ銎染みがないのでそれが今埌の課題だず思った。䟋えば、日䞭のレゞ本来はSenior regずIMT3の二名䜓制のずころ、Senior regが病欠でIMT3のみで回しおいたが血液内科倖来からアクセプトした腹郚蜂窩織炎の患者さんが倜勀垯に入院ずなったのだが、腹郚蜂窩織炎は圓院では党䟋有無を蚀わさず倖科入院なので、「日䞭のレゞが間違えおアクセプトしたけどパスりェむを芋るず腹郚蜂窩織炎は党䟋倖科なのでよろしく」ずいう䜜業があった。ちなみに䞋腿蜂窩織炎は内科、䞊肢蜂窩織炎は圢成倖科での入院ずいうこずになっおいる。こういう现かな棲み分けに気を぀けないず、朝のカンファレンスでコンサルタントに火炙りにされるので泚意が必芁だ。
    • お看取りも䜕件か経隓した。7月たでは、この人は今 actively dyingだ、ず思っおも、Med regの承認を埅っおから看取りに移行しおいたのだが、今幎からは私がMed regなので誰かの承認を埅぀必芁がない。初めの1件だけはチヌムのSenior regに盞談したが、その人以降は自分の刀断でsupportive careに移行した。死が近づいおいる人や家族ずのコミュニケヌションや症状緩和など自分の匷みを掻かせお嬉しい。
  • 仲の良い友人が、医垫向けのカりンセリングをしおいたす。

    私自身、この10幎ほど、囜境を越えたキャリア圢成や、それに䌎うアむデンティティの倉化に぀いお悩むこずが倚く、圌女には䜕床も盞談しおきたした。

    い぀も話を䞁寧に聞きながら、状況を客芳的に敎理しおくれお、必芁なずきには的確なアドバむスもくれる。私にずっお、ずおも信頌しおいる医垫の䞀人です。

    たずえば、

    「今埌の進路、どうしよう」

    「仕事はできおいるけれど、なんずなくしんどい」

    「医局や䞊叞にはちょっず盞談しづらい」

    「医垫ずしお、このたたでいいのかな」

    そんなモダモダを抱えおいる方には、䞀床こうした第䞉者に話しおみるのもいいず思いたす。

    私のブログを読んでくださっおいる方は、むギリスでの臚床に興味がある方や、将来的に海倖に拠点を移したいず考えおいる方も倚いず思いたす。

    海倖に出るこずは、もちろん倧きな環境の倉化になりたす。日本の劎働環境そのものに䞍満があるのであれば、より自分に合った環境を求めお、むギリスやオヌストラリアなどに拠点を移すのも䞀぀の遞択肢です。

    䞀方で、「環境を倉えればすべお解決する」ずは限りたせん。

    自分が䜕にモダモダしおいるのか、䜕を倧切にしお生きたいのか、どんな働き方をしたいのか。そこを敎理しないたた環境だけを倉えるず、新しい堎所でも䌌たような悩みに盎面するこずがありたす。

    だからこそ、海倖に出る・出ないにかかわらず、たず自分自身の䟡倀芳や人生の指針を敎理しおおくこずは、ずおも倧切だず思っおいたす。

    「別に病気ずいうわけではないけれど、なんずなく行き詰たっおいる」
    「誰かに盞談したいけれど、身近な人には話しにくい」

    そんなずきに、利害関係のない第䞉者ず話しおみるのは、思っおいる以䞊に圹に立぀かもしれたせん。

    興味のある方はこちらからどうぞ。

  • ブラむトンは4月頃からずっず、気持ちの良い倩気が続いおいる。海蟺のサむクルロヌドを通るず、ただの通勀も少し気持ちが明るくなる。仕事垰りや䌑日には浜蟺でピクニックや読曞や日光济をしお、ブラむトンで過ごす時間を存分に楜しんでいる。

    ロヌテヌション

    私は今期は2科が合䜵したロヌテヌションにいるので、呌吞噚内科ず感染症内科を2ヶ月ず぀回っおいる。慣れたず思ったらあっずいう間に次の科に移るので忙しい。

    呌吞噚内科は結構楜しかった。匷く心に残る終末期の患者さんも担圓させおもらった。IMT3でも呌吞噚内科を第䞀垌望にすればよかったなず少し埌悔しおいる。

    感染症内科では、感染性心内膜炎や怎䜓炎のようなコモンな感染症ずずもに、マラリアや結栞など日本では珍しい感染症もよく蚺る。むングランドの郜垂郚は囜際的な人の埀来が倚いので、こういう感染症が意倖ず倚い。教科曞でしか芋たこずのない珍しい感染症もどんどん怜査する。肉を食べるF2は「感染症内科をロヌテヌションしたせいで暑い地域にある発展途䞊囜で豚肉が食べられなくなった」ずいっおいたし、私も入院を芁するほど副䜜甚や合䜵症でこじれた結栞のケヌスや枡航歎倚数の䞍明熱のケヌスを蚺お、旅行の意欲が䜎䞋したたあ猫を飌い始めおからはあたり旅行に行かなくなったが。

    私は感染症にたったく興味がないので次の科に移動するのが埅ちきれないのだが、オフィスにコヌヒヌずプリンタヌずりォヌタヌクヌラヌがある劎働環境には感謝しおいる。

    病棟はID (Infectious Diseases) ずGUM (Genitourinary Medicine) で共有しおいるのだが、むギリスではIDずGUMは別の科なので、GUM入院しおいるHIVや神経梅毒の患者さんの治療ずは盎接の関わりはなかった。

    MET call

    来月からレゞストラになるので、先週の倜勀䞭はMET callを指揮した。勀務開始時のHuddleで「サポヌティブな環境でMET callを指揮したい」ず宣蚀しおいたためか皆非垞にサポヌティブで、MET callのリヌドは思ったより楜しかった。思い぀いたこずを口にするず他の人が実行に移しおくれるので、雑甚は他人に任せお倧事なこずだけに集䞭できるのが良かった。

    Pimm’s

    むングランドの倏はピムズに尜きる。この倏は、呌吞噚内科の䌚、感染症内科の䌚、それからIMT2でトレヌニングを終えおHSTに進む同僚たちずのピクニックに友人宅でのガヌデンパヌティヌなど結構お酒を飲む機䌚が倚くお、私は毎回ピムズを遞んでいた。ゞンベヌスのお酒をレモネヌドで割ったカクテルで、そこにいちごやミントやきゅうりなど季節の果物やハヌブを入れお飲む。ブラむトンの倏はずりわけ、ピムズが䌌合うなあず思う。

    ブロンプトン

    1幎ほど悩んでいたのだが、ずうずうブロンプトンを買っおしたった。Cycle to work schemeでほが半額ずはいえ高い買い物なので、8月からの他院ぞの通勀に必芁だから ずいう蚀い蚳で自分を誀魔化しお賌入に螏み切った。どうせ買うならず、倀段が䞭くらいのp line 4 speedにした。c lineより数キログラム軜い。

    買っおみお思ったのは、「もっず早く買えばよかった」ずいうこず。

    小型タむダずは思えないほど速く走る。むングランドだず倧抵の堎所ぞは持ち蟌めるので、駐茪の手間がない䞊に盗難の心配もない。これたで、カフェ、レストラン、小売店、スヌパヌ、病院、ショッピングモヌル、県科、船、電車、バス に持ち蟌んだが、特に咎められるこずはなかった。私にずっおのブロンプトンは、足が悪い人のモビリティスクヌタヌのような立ち䜍眮で、あるず出来るこずが栌段に増えるず感じる。

    電車では荷棚にもテヌブルの䞋にも、たた座垭ず座垭の隙間にも収たるので、自転車ラックが空いおいない時でも自転車保持のために立ちっぱなしでいる必芁がない。さらには、これたで通勀時は、自宅から駅埒歩20分・自転車7分、駅から駅15分、駅から職堎バスで15分だが埅ち時間が結構ある・埒歩30分・自転車10分で合蚈1時間から長い時には1.5時間ほどの時間を移動に費やしおいたのだが、ブロンプトンのおかげで最短40分で関連病院ず自宅を埀来できるようになった。これは駐車時間も考慮するず車を持぀同僚たちより早いくらいだ。

    もっず早く買えばよかったず思う䞀方で、このタむミングたで埅ったからこそ倧幅なアップグレヌド品・奜きな色を買えたので、たあ今で良かったなずも思う。倧切に䜿いたい。

    扇颚機

    扇颚機をずうずう買った。䟋幎は買おうか買うたいか迷っおいるうちに数日で酷暑が萜ち着くので、結局賌入たで至らなかったのだが、今幎はいよいよ暑さが倧倉なので100ポンドの少し良い扇颚機を買った。これがあるず意倖ず䟿利で、思った以䞊に䜿っおいる。猫も意倖ず扇颚機は倧䞈倫なようで、胞毛をひらひらさせながら扇颚機の前でく぀ろいでいる。ブロンプトンず同じで、䞀旊手に入れるずもう手攟せない。こうしお荷物が増えおいくんだず思った。

    PACES

    PACESはあいにく萜ちおしたったので、次のダむ゚ットで再詊隓だ。Overallは合栌点だったのに、2ドメむンで1点ず぀足りなかった。詊隓にはうんざりだが、これを乗り越えなければIMTは終了できないので䜕ずか終わらせたい。私の1぀䞊のレゞは、各詊隓を耇数回受けおいお、PACESに至っおは6回受けたので実はIMT3を3幎やっおいるそう。前回のダむ゚ットで無事PASSしおIMTを終了できるこずになったようだ。私もその二の舞にならぬよう頑匵ろう 

  • Med reg ready courseずいう名前のSIM講習を受講した。これはその名の通り、SHOがRegistrarになる前に受講するこずを掚奚されおいる勉匷䌚だ。このずころ、倜勀やon-callのたびにacting up をしおいるので、ここたでで孊んだこずをここにたずめおおく。

    1. You don’t have to be loud/dominating/someone else to be a med reg
    2. ABCDE approach
    3. 思考を蚀語化する
    4. タスクを割り振る
    5. 信甚できるアセスメントず信甚できないアセスメントの芋極め
    6. 困ったら誰かを頌っお良い

    Med RegMedical Registrarはしばしば「院内で最悪の仕事」ず圢容される。医垫5〜9幎目頃Group 1 Specialtyをストレヌトに進んだ堎合に盞圓する内科医であり、日䞭はコンサルタントの指導のもずで専門蚺療科の病棟管理や倖来蚺療を行い、倜間は病院内のほがすべおの内科入院患者、そしお時には急倉した倖科患者の蚺療責任を担う。

    倜間のMed Regの䞻な生息地は救急倖来である。

    NHSでは、救急科は来院した患者を原則4時間以内に評䟡し、入院が必芁な堎合には暫定蚺断を぀けお適切な蚺療科ぞ振り分けなければならない。その過皋で内科ぞ玹介された患者を、F1、F2、IMT1、IMT2、あるいは同等のClinical Fellowがclerking1する。Med Regの仕事は、その評䟡にSenior Reviewを加えるこずだ。蚺断や治療方針を修正したり、远加怜査を指瀺したり、ずきには入院を取りやめお垰宅の刀断もするする。

    もう䞀぀の重芁な圹割が、MET CallMedical Emergency Team Callの指揮である。

    NHSの病院では、2222ぞ電話するず院内急倉察応チヌムが招集される。圓院では、Med Reg、内科オンコヌルのF1/SHO、Critical Care Outreach TeamCCOT看護垫、ITU SHOが呌び出されるが、病院によっおは麻酔科医も参加する2。

    MET Callの理由は、Reduced GCS, Tachycardia, NEWSing3 high, Agitated, Seizure など様々で、急倉した患者を評䟡し、優先順䜍を぀け、チヌムを指揮するのがMed regの圹目だ。

    You don’t have to be loud/dominating/someone else to be a med reg

    こう蚀われたのが講習での䞀番の収穫だったず思う。

    もちろんMed Regには静かな人もいお、私はそういうMed regず働くのが奜きなのだが、瀟亀的で声が倧きい人やDominatingな人が目立぀ので、自分にもそんな振る舞いが求められおいるように感じる堎面も時々あった。なので、この助蚀を忘れず、目暙蚭定を間違えないようにしようず思う。

    ABCDE approach

    “Med reg jobs can be very protocoled, Follow the protocol first, then think beyond it.” 急倉の基本であるABCDE approachを忘れなければ、どんな堎面もずりあえず乗り切れるので、い぀もここに立ち返るこず。

    思考を蚀語化する

    MET callの間は、考えおいるこずをそのたた口にするこずで、チヌムに情報共有したり他のアむデアを募ったりできる。䜕が起こっおいるかわからない状況でも、ずりあえず考えおいるこずをそのたた口にしおみるのが倧事だ。

    タスクを割り振る

    良いリヌダヌはスタッフの良いずころを最倧限に匕き出すこずができる。タスクの適切な割り振りはその䞀環で、誰が䜕に長けおいるのかを芋極めおタスクをふる。

    仕事の倚いMET call、䟋えばCardiac arrestの堎合、タスク時間管理、蚘録、気道確保、胞骚圧迫、などをチヌム内で割り振る人ず、4Hs & 4Ts の原因怜玢をする人、で分けるこずもできる。

    特にMET callにおいおは、自分がやるのが早い堎合でも絶察に自分は手を動かしおはいけない。党䜓が芋枡せる患者ず向かい合うポゞションに立っお、パワヌポヌズで、あるいは手を組んで、垞に指揮官ずしおの立堎を厩さないこず。

    信甚できるアセスメントず信甚できないアセスメントの芋極め

    Med regは救急倖来やGPや111など様々な゜ヌスからリファラルを受ける。その際に、信甚できるアセスメントず信甚できないアセスメントを芋極めお、必芁があればMed regがリファラルをブロックしお他科ぞの割り振りを勧める必芁がある。「急性胆嚢炎は手術適応倖でも腹郚倖科」「䞊肢の蜂窩織炎は圢成倖科䞋肢の蜂窩織炎は内科」「肋骚骚折があれば他に内科的疟患があっおも敎圢倖科」など、倖科医が䞀旊断った症䟋でも院内ルヌルに埓っお内科入院を拒吊すべきケヌスがあるので、リファラルのクラむテリアを把握しおおくこずが重芁だ。

    困ったら誰かを頌っお良い

    自分がSHOの時には頌る盞手がMed regなので、自分がMed regになるず突然頌る盞手がいなくなるかのように錯芚するが、実はMed regもコンサルタントを頌っお良い。

    圓院のセッティングだず、関連病院に1-2人はレゞストラがいるので、コンサルタントに電話するか迷うならたずは同僚のレゞストラに電話するずいう遞択肢がある。それでも解決しない、もしくはより高床な刀断が求められる堎合には、倜䞭でもコンサルタントに電話しお良い。それから救急科には倜間もコンサルタントがいるこずが倚いので、手技などで困ったら救急科のコンサルタントに盞談する遞択肢もある。

    ⚫

    他にも䜕か孊んだこずがあれば随時远加したい。

    1. Clerkingずは、珟病歎、既埀歎、内服薬、アレルギヌ歎、瀟䌚歎、身䜓蚺察所芋、怜査結果、暫定蚺断および治療方針などをたずめる初期評䟡のこずである。 ↩
    2. 圓院でより倧芏暡なチヌムを招集したい堎合には、MET CallではなくCardiac Arrest CallやAnaesthetic Emergencyを芁請する。その他にも救急倖来に倖科医が集結するTrauma call、Cord red trauma call、Obstetric Emergency、Major Haemorrhage Callなどがある。 ↩
    3. NEWS (National Early Warning Score) はNHSで共通に䜿甚されおいるバむタルサむンの重症床の指暙。 ↩

  • ぀いに、圓院の救急倖来でも電子カルテで凊方ができるようになった病棟ではもずもず電子カルテ凊方。

    関連病院のDGH (district general hospital) では数か月前からすでに電子カルテ凊方ぞ移行しおいたが、ほが䞉次医療を担っおいるにもかかわらず圓院救倖ではいただに玙ドラッグチャヌト文化が残っおいた。そのため、患者受け入れ時には、DGHの電子カルテで凊方された内容を救急倖来でわざわざ医垫が玙ドラッグチャヌトに曞き写し、さらにベッドに空きが出お病棟ぞ䞊がる際には、今床はそれを再び電子カルテぞ入力し盎すずいう、かなり非効率な䜜業が発生しおいた。蚺療ずは盎接関係のないずころで時間ず劎力を取られ、地味に倧きなストレスだった。

    玙から電子カルテぞの移行は先週の月曜日。初日はかなり混乱しおいたらしい。

    「凊方したいのに空いおいるパ゜コンがない」「パ゜コンに慣れおいない医垫が凊方できない/看護垫が投薬できない」が予想されおいた問題だったのでそれを解決するために远加で20台(!)のラップトップず耇数のITスタッフが配眮されおいたようで、実際に起きたのは、

    「パ゜コンはあるけれど、台数が倚すぎおWi-Fiに぀ながらない」

    だったそうだ。いかにもNHSらしくお笑っおしたった。

    それでも、1週間ほど経った今では倧きな混乱もなく、かなり円滑に回り始めおいる。人間は意倖ずすぐ慣れる。

    おたけ

    入院時サマリヌの䞀郚、内服薬䞀芧の箇所に曞かれた6぀の薬剀。いく぀読めるか詊しおほしい。

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    正解

    1. Bumetanide 2 mg OM
    2. Spironolactone 25 mg OM
    3. Creon 25000
    4. Bisoprolol 1.25 mg
    5. Omeprazole 20 mg
    6. Dapagliflozin 10 mg

    私は手描き文字の刀読は慣れたもので、もう困るこずはあたりないが、これからNHSで働く人には難しいかもしれない。薬剀名を読むコツは、「最初のアルファベットず最埌のアルファベットから薬剀名を掚枬する」「薬の容量から薬剀名を掚枬する」「既埀歎から内服薬を掚枬する」「読める薬から䜵甚しおいる可胜性の高い薬を掚枬する」こず。

    2は [S]ず[tone]がかろうじお読めるのず他の薬剀ずの敎合性から、Spironolactone?ず思いながら読むず、 28mg… に芋える数字が25mgだずわかる。

    3はGrennに芋えるが、容量 25000 なので Creon に違いないずすぐにわかる。

    5は[M]から始たっおいるようにも芋えるが、[zole]の語尟ず 20mg で Omeprazole だずわかる。Metronidazoleず䞀瞬迷うが、20mgからOmeprazoleで決たりだ。

    6は D…g…zin ず 10mg で Dapagliflozin だずわかる。Doxazosinず迷うずころではあるが、10mgが決め手ずなる。

    これは薬剀の郚分だが、玙カルテもコツは同じで、1幎も働くずだんだんず文脈から出おくるキヌワヌドが刀読できるようになる。

  • こんなに攟眮気味のブログでも毎日誰かしら蚪問者がいるのはありがたいこずだ。12月にロヌテ先を移動したのに、その科で働いたのはこの2ヶ月で2週間ほどで、い぀もオンコヌルか倜勀に駆り出されおいる。

    英医倧卒業生優先採甚法案

    日本語にするずなんだか仰々しいが、1月13日に the Medical Training (Prioritisation) Bill、いわゆる UK-grad prioritisation bill の議論が始たった。これは昚今のトレヌニングポストの競争率増ず若手医垫の倱職を受けお、その原因の䞀端を担うIMG (international medical graduate) がトレヌニングポストに就くのを阻止するための法案だ。このぞんのこずは、以前にストラむキの蚘事で詳述したので興味のある人はそちらを参照しお欲しい。たた具䜓的な適応察象などはこちらのBMAの蚘事がわかりやすい。

    この案が実は二転䞉転しおいお、なかなか先行き䞍透明だ。IMGの最倧の心配事は、法案に登堎する â€˜significant NHS experience’ ずいう衚珟が具䜓的に意味する内容である。BMAはこれをポストの性質に䟝らず2幎以䞊のNHS勀務歎ずするよう政府に圧力をかけおいるが、政府はずいうず、珟時点でトレヌニングポストに就いおいる医垫のみを察象ずしたいようだ。

    たた今幎の時点ではILR (indefinite leave to remain; 氞䜏暩のようなものがある者は優先採甚の察象だずされおいるが、来幎以降はILRは察象倖になるずいう話もある。䞀刻も早く法案化しなければトレヌニングに入れない英囜倧孊卒の医垫数が雪だるた匏に増えるので、今幎床既に面接も終わっおいお、1-2ヶ月以内にオファヌが出るはずりあえず、 ILRをsignificant NHS experienceの蚌拠ずしお扱うが、実際のずころILRはNHS勀務歎がなくずも取れるので配偶者ビザなど、Significant experience を明確に芏定するこずで来幎以降はILRを察象倖ずしたいようだ。

    私には、珟時点で非トレヌニングポストに就いおいるILRたであず1-2幎のIMGの友人が䜕人かいお、法案の先行きをずおも心配しおいる。法制化の話が出た圓初は「既にUKにいるIMGはgrandfatheringする」「NHS2幎以䞊の勀務歎で英倧卒生ずequal-footing」ずいう噂が飛び亀っおいたのだが、実態は思ったよりも厳しそうだ。ILRが察象倖ずもなれば、たずえ英囜人のパヌトナヌず結婚しお滞圚暩の問題が解決したずしおも、今埌友人たちがむギリスで臚床に携わるのは限りなく難しいだろう。もちろん英囜人ではないパヌトナヌのいる友人たちもいお、そうなるずUKに残るこずすらできない。

    こういった、個人の力ではどうにもならない䞍枬の事態で生掻の基盀が厩れ去るのが倖囜に䜏むずいうこずだ、ず蚀われるずそれたでだが、英囜で生掻を築こうず䞖界各地からやっお来た友人たちの状況は憂慮に堪えない。そもそも政治䞍安で垰囜できない人もIMGには倚いのだが、そういう人はどうなるのだろうか。

    IMGただむギリスに来おいない人も含むようだが は珟行案に猛反発しおいお、MP (議員) にロビヌむングをしおいる。その圱響か、はたたたBMAの意向が通ったのか、優先察象者を少し広げるずいう話もここ数日出おきた。生掻がかかっおいるのでUKMGもIMGも皆、自分の䞻匵を法案に反映させるこずに必死だ。

    日本の医孊郚卒業生ぞの圱響

    法案は間違いなく通るし、珟圚の焊点はSignificant NHS experienceをどのように定矩するかなので、珟圚むギリスにいない日本の医孊郚卒業生がむギリスで働ける可胜性は残念ながらほずんどなくなっおしたった。トレヌニングポストに就けないのはもちろん、そこから溢れたNHS経隓のあるIMGたちず非トレヌニングポストを奪い合うこずになるので、仕事を埗られる可胜性は限りなく䜎い。たた非トレヌニングポストを運よく芋぀けおも、氞䜏暩を埗るたで苛烈な就掻を4回繰り返さねばならず、䞀床でも倱職すれば垰囜せざるを埗なくなるため、珟圚の若手医垫以䞊に生掻の芋通しが立たないだろう。

    昚今の様子を芋るに、日本から唯䞀可胜性のあるルヌトは、日本で専門医をずっお、SAS/コンサルタントずしお枡英するこずだず思う。コンサルタントポストのrecruitment freezeもここ1幎ほど話題になっおいお、コンサルタント䞍足か぀働きたいコンサルタントがいるにも関わらず病院がコンサルタントを雇えない状況なのは留意されたいが、コンサルタント以䞋のポゞションよりはただ可胜性があるだろう。

    このブログには、どうしおもむギリスに䜏みたい理由がなければむギリスぞの臚床移䜏はそんなに勧めない、ず䜕床も曞いおきたが、ずうずう「勧めない」から「できない」の段階に入っおしたい、非垞に残念に思う。この頃はどこの囜も排他的になっおいるが、アメリカは倧統領が匟功されたらビザが取りやすくなるかもしれないし、オヌストラリアは倉わらず臚床移䜏できるはずなので、い぀かは英語圏で臚床を、ず思っおいた人たちはそちらの道も暡玢しおみお欲しい。

    ストラむキ NHS England ず NHS Scotland

    BMAのNHS England支郚では、2月に今期2床目の、ストラむキの是非を問う投祚があった。

    投祚率は53で、そのうち93がストラむキの意思を衚明しお、無事BMAによるストラむキの暩限が8月たで延長ずなった。50以䞊の投祚率でなければ、どれほどストを垌望する声が倧きくおもストはできないので、今回はかなりギリギリで危なかった。ギリギリだった理由は、ストの倧矩が耇数あっお、組合員の䞭でもどれをストの䞭心に据えるかで意芋が割れたからだ。しかし8月たでに劎働組合ずストラむキに関する法埋が改正されるらしく、今埌は50以䞋の投祚率でもストに察する賛意が優勢なら劎働組合はストラむキの暩限を1幎間保持できるようになったので、今埌は「ストができるかできないか」を心配する必芁がなくなっお䞀安心だ。ストに参加する・しないは個人の自由ではあるが、mandate for industrial actionがなければストラむキを組織するこずが蚱されないので、遞択肢があるのは良いこずだず私は思う。

    䞀方で、 BMAのScotland支郚はストラむキを歊噚にScotland政府ず亀枉の末、無事合意に至り、スコットランドの医垫コンサルタント以䞋は来幎床から9.4%の賃䞊げが決たった。前回のストでもスコットランドのBMAはむングランドより有利な条件で政府ずディヌルを結んでいたが、これはスコットランドの地域性なのかはたたた芏暡が小さいからこずできるこずなのか、背景に少し興味がある。※NHS ScotlandずNHS Englandは別の組織だ。

  • NHS England䞻催のDeveloping English for Clinical Practiceずいうコヌスに先日参加した。このずころ英語力が頭打ちだず感じおおり珟状の打開策があればず思い参加したものの、目新しいこずは特になかった。でも私がNHSで働いた3幎半でなんずなく䜓埗した英語が実はコミュニケヌションを円滑にする䞊で倧事な衚珟だず刀明したので、ブログに蚘録しおおきたい。

    Adjusting language to context

    蚀葉遣いは、Relationship, Level of imposition (high, medium, low), Sensitivity (personal, private), Level of urgency で決める。

    日本語ず同じでむギリス英語では、盎接的な物蚀いは避ける

    Making polite requests:

    DirectPolite / softened
    1I have to examine you nowI’d like to examine you. Is that all right?
    2I will see you again in two weeks.I’d like to see you again in two weeks. How does that sound?
    3Breathe deeply, please.Could you just take some deep breaths for me?
    4Look at the light, please.Can I just ask you to look at the light for me, please?
    5I’m going to look at your mastectomy scar now.Would it be OK for me to have a quick look at your mastectomy scar?
    6The policy of the surgery is that you wear a maskI’m afraid I need to ask you to wear a mask.
    7Please wait outside while I speak to your mother.I wonder if I could ask you to wait outside while I speak to your mother?
    8You need to sign the formIf you’re OK with that, can I just ask you to sign the form.
    9Lift up your shirtIf you could just lift up your shirt a moment.
    • ‘would’ ‘could’ ‘might’
    • Minimisers
      • Can I have a quick look? → quick が minimiser ずしお働いおおり、䌚話を和らげる効果がある
      • Can I just take your name please?
      • その他の䟋for me, a moment, a bit
      • Pop むギリス英語では pop を非垞によく䜿う
    • 医療英語ず日垞英語ずの違い
      • Positive – “The test is positive” ず蚀われるず患者さんは「癌じゃなかった」など奜意的に解釈しおしたうこずがある。
      • Pee/Poo – faecesやurineの代わりに䜿うdown-to-earth language. NHSのサむトでも数幎前の倧幅な改蚂以降 pee/poo ず平易な単語を甚いるこずが倚いが、10人に1人の割合でこれを䟮蟱的だ(patronising, simplistic, vulgar)ず感じる人がいるそうで、その蟺は䜿い分けが倧事だ。䜙談だが䞀緒に講習を受けおいたりクラむナ人医垫曰く、りクラむナでは医垫は患者さんの理解できない難解な単語を䜿うこずが掚奚されおおり、さもなくば医垫ずしおの資質や知性を疑われおしたうらしい。患者さんもそれを求めおいるずいうのだから、文化の違いは面癜いなず思う。
      • Low health literacy を甘く芋おはいけない。食事ずしおのdiet を、”on a diet”のいわゆる日本語のダむ゚ットず同じ意味でしか理解しない人たちがいたり、fibre食物繊維が䜕を意味するのか知らない人たちがいたりする。
      • Chronic – 医療英語では「慢性的な」だが、日垞英語では “very bad” の類語ずしお甚いられるこずがある。
      • Treat it locally – 䞉次医療機関たで行かないでここで治療したすよ、くらいの意味なのに、”Treat it locally – at my GP surgery down the road?” ず local の意味を医垫が意図するより限定的に捉える人がいる。
      • Trauma – 医垫が「倖傷」の意味で䜿っおいおも患者さんはいわゆる日本語のトラりマずしお捉えるこずがある。
      • Aggressive treatment/ Conservative treatment – これも医垫ず患者さんずで理解が食い違うこずがある。

    • I will see you in two weeks v I’ll see you in two weeks → I will を I’ll に短瞮しないず口語では暩嚁的に聞こえおしたう。
    • I’ll see you in two weeks v We will see you in two weeks → Weは inpersonalなので I を䜿う方が良いもちろん時ず堎合によるが。

    Observed differences in UK practice identified by IMG focus group

    UK doctors are expected to:

    • Spend more time on explanation
    • try to persuade, rather than instruct patient
    • be less categorical in conveying diagnosis and treatment
    • be more confident about conveying uncertainty

    Source: Roberts and Atwell, Words in Action

    Examples of being less categorical in giving a diagnosis and treatment

    • Your headaches are caused by stress
      I wonder if your headaches might be caused by stress?
    • Further tests won’t help
      I’m not sure that further tests are going to help
    • You’re overweight, you should do more exercise and change your diet
      Have you thought about ways in which you could do more exercise or make changes in your diet to lose weight?
    • I will refer you for counselling
      What are your thoughts about trying some counselling?
    • You need to go to hospital now
      I think the safest thing would be to get you to the hospital as soon as possible

    このぞんも働いおいるず自然ず身に付く衚珟だし日本語ずそう倧差ないように思うのだが、むンド人ずパキスタン人の参加者によるずこのような衚珟を䜿うず患者さんの信頌を倱うそうだ。

    Language of certainty and uncertainty

    Examples of language of certainty and uncertainty

    • It’s highly unlikely that this is cancer
    • The examination was completely normal
    • That condition is extremely rare
    • The referral will very probably take several months, unfortunately
    • It’s almost certainly a much less serious condition
    • I’m not entirely sure what’s causing this
    • Your increased blood pressure is possibly due to high levels of stress at work

    Language techniques that provide structure

    • Signposting language and transitions
      • So, let’s see what we can do about this.
        (indicate transition to mgmt. phase of consultation)
      • Just to recap, 

        (indicate you will summarise what has just been said)
      • Just a few questions about the medications you’re taking
    • Headlining with sentence starters
      • The likely cause of this is, 

      • The key thing to remember is, 

    • Rhetorical questions
      • So, what other options are there? Well, 
.
    • Linking language
      • however / although / but
        (indicate a contrast between 2 ideas or points)

    勉匷方法

    どれもNHSで働き出した頃から実践しおいるこずだったので拍子抜けしお特にメモも取っおいないが、

    1. 家事をしながらの聞き流しポッドキャストやニュヌスなど
    2. 同僚が䜿っおいた良い衚珟をメモしお自分のものにする
    3. 英語での読曞や映画鑑賞
    4. Lexical approach; コロケヌションで芚える

    などが掚奚されおいた。ちなみに私の最近のお気に入り衚珟は “Barking up the wrong tree” ず “bleak” (シフトの衚珟ずしおだ。むディオムが奜きな同僚ず働くず今でも新しい衚珟にいろいろ出䌚えお楜しい。

  • IMT2幎目の2期目はIntensive Care Medicineをロヌテヌションしおいる。日本だず ICU (=Intensive Care Unit) ず呌ばれる病棟は、むギリスでは ITU(=Intensive Therapy Unit)ず呌ばれるこずが倚い。そろそろロヌテヌションも終わりに近づいおきたので、経隓したこずをいく぀か蚘録しおおきたい。

    治療䞭止

    むギリスのITUで働いおいるず、生呜維持装眮の䞭断の珟堎によく出くわす。

    䟋えば、重倧な脳出血でITUに入院した堎合、脳死刀定の芁件を満たし、か぀臓噚移怍提䟛の察象にならない堎合には、家族に神経孊的予埌が悪いこずを説明した䞊で、家族立ち合いのもずで人工呌吞噚のチュヌブを倖す。倧きな基瀎疟患がなく臓噚移怍のドナヌになれる可胜性がある堎合には、抜管前にSpecialist Nurses-Organ Donation (SNOD) ず呌ばれる看護垫が患者さんをレビュヌし、ドナヌに適切ず刀断された堎合のみ家族に承諟を埗た䞊で手術宀で抜管・臓噚摘出をする。ちなみにむギリスの臓噚提䟛は、数幎前に法埋が倉わっお以降、オプトアりトの方針ずなっおいるため、GPなどで明確に臓噚移怍をしたくない旚を蚘録しおおかない限りは、基本的に党員が臓噚移怍ドナヌの察象者である。

    脳死状態でなくずも、神経予埌が悪い堎合には、one-way extubationずいっお、そのたたお看取りになる可胜性も芖野に抜管するこずがある。

    透析䞭止も抜管ほどではないが䜕䟋か芋かけた。ITUで芋かける透析䞭止は、倚発倖傷や急性膵炎などで急性腎䞍党ずなり突然透析が必芁ずなった人たちのケヌスが倚い。倚臓噚䞍党で腎臓だけ救っおもどうにも状況が改善しない、ずいう堎合に、すべおの治療の䞭止の䞀環ずしお透析を䞭止する。

    患者さんの既埀や入院理由疟患によっおは「Vasopressorのみ。挿管やNIVなし。CPRなし。透析なし。」ずいうTEP (Treatment Escalation Plan) でITUにやっおくる。ITUにいるず、最初は昇圧剀のみでもどんどん自動的に治療が゚スカレヌトしがちなので、それを防ぐためのTEPだ。

    NHSの䞀般病棟で働いおいるず、For Best Supportive Care ず治療方針が倉わったらその回蚺盎埌から症状緩和に関係のない薬は䞀気に䞭止するのが普通だが、ICUだずそこたで倧胆な方針転換は気が匕けるようで、䟋えば血液がんや臓噚がんの治療や治療の副䜜甚の治療のために入院しおいる人の堎合、最倧限の治療から数日かけおゆるやかに薬を䞭断しおゆくコンサルタントが倚い。

    ドラッグ・アルコヌル

    私の䜏む地域の土地柄、ITUの1/4くらいは垞にドラッグ・アルコヌル関連疟患による入院が占めおいるアルコヌル関連疟患は圓地に限らずむギリス䞭どこのITUでも結構倚いず思う。感染性心内膜炎、䞊郚消化管出血、意図的な・意図しない違法ドラッグのオヌバヌドヌス、重傷膵炎、Intoxicationによる倖傷喧嘩、転萜、亀通事故など様々のほか、定たった䜏所がなく生掻が安定せず適切な薬の内服が難しいために悪化した既埀症での入院もそんなに珍しくない。

    オアシスのシガレットアルコヌルずいう曲が私は奜きで、You gotta make it happen!ず自分を錓舞するために日本にいた頃はよく聎いおいたのだが、なんずいうか歌に出おくる状況の珟実はずおも悲惚だ。きっず私が病院で出䌚う人の䜕十倍、䜕癟倍もの人がカゞュアルなドラッグをやっおいお特に問題なく生掻しおいるず思うのだが、カゞュアルなドラッグからハヌドなドラッグたですべお地続きなので、ドラッグは手に出さないに越したこずはないなず病院で働いおいるずしみじみず思う。

    ACCP

    Acute Critical Care Practitionerずいう職皮がある。元々ITUで働くシニアナヌスがACCPになるための修士課皋を卒業するずACCPになるこずができお、ACCPはほが医垫のように働いおいる。凊方もできるし、挿管やPICCラむン挿入もできる。北の方にACCPのみで運営するITUができるらしいずいう蚘事を数幎前に曞いたが、小芏暡な・レベル2ケアくらいのずころならACCPのみで仕事を回すのも十分に想像が぀く。むギリスの医垫は盞倉わらず実存の危機に陥っおいる これは珟圚進行圢で起こっおいる5日間のストず関連づけおいずれ蚘事を曞こうず思う。 

    Martha’s Rule

    確か去幎くらいにできた、Martha’s ruleずいう芏則がある。治療内容や患者さんの容態に懞念があっお、か぀䞻チヌムが懞念を取りあっおくれないず感じた堎合に、患者さんや家族が盎接の医療チヌムをスキップしお別のチヌムにセカンドオピニオン目的に状況を盞談できる制床で、圓院ではITUコンサルタントおよびスタッフであるCCOT (Critical Care Outreach Team) ナヌスがこれを運甚しおいるらしい。

    導入の背景には、マヌサずいう少女が適切な゚スカレヌションを受けられずに亡くなった医療事故がある。かい぀たんで話すず、マヌサはむングランドの田舎で家族旅行をしおいお、サむクリング䞭に転んでハンドルで胞郚を匷く打撲した。最初は近医で痛みどめ凊方で垰宅ずなったが、マヌサの様子がおかしいので倜間に䞡芪はマヌサを別の病院に連れおいき、確かそこで倖傷性膵炎の蚺断が぀いお、小児の膵炎ずいうこずで経過芳察目的に専門センタヌであるロンドンのキングスカレッゞ病院に搬送ずなった。数日埌、腹痛の増悪や敗血症のサむンがあり家族が再䞉にわたっお医垫や看護垫に蚎えたにもかかわらず察応されず、遅すぎるITUぞの゚スカレヌションの末にマヌサは亡くなっおしたった。どうもこの病院のずある医垫ずITUは仲が悪く、この医垫がITUに頭を䞋げたくないために患者さんをギリギリたで病棟に眮いお粘るずいうのがよくあるこずだったようで、䞍幞にもマヌサが亡くなる数日前に圌女を担圓しおいたのがこの医垫で、レゞストラがマヌサの病状に぀いお懞念を䌝えたにもかかわらず無芖した経過があるようだ。マヌサの母はガヌディアン䞊局郚の仕事に就いおいるらしく、圌女の曞いたガヌディアンの蚘事が詳しいので、ずおも悲しい蚘事だが興味のある人は読んでみるずいいず思う。

    いざマヌサのルヌルの運甚が始たっお蓋を開けるず、治療内容や容態悪化の懞念に぀いおの盞談は極めお皀で、担圓チヌムぞの苊情が䞻なのでPALSのような働きをしおいるそうだ。ベッドの居心地が悪いず蚀っおいるのにベッドを替えおもらえないずいう苊情には新しいマットレスを手配しお察応するなど、仕事内容は圓初予想しおいたより倚岐に枡るらしい。

    こういう誰かの名前を冠した制床やmandatory training modulesはNHSにはいろいろあっお、その䞀぀䞀぀にこうしお亡くなった患者さんがいる。

    Staff leaving abroad

    ここ数幎、医垫も看護垫も海倖ぞ移䜏するケヌスが盞次いでいるらしい。私がきいた話では、コンサルタントは1名がカナダぞ、もう1名がニュヌゞヌランドぞ移䜏し、ナヌスは2名がカナダぞ、1名がオヌストラリアぞ移䜏したらしい。ずおも芪切で優しい私のお気に入りのシニアナヌスも、来幎にはカナダぞ移䜏するこずを決めおいるそうだし、別のシニアナヌスもボランティアずホリデヌをかねおマダガスカルに1幎ほど行くそうで、トレヌニングを積んだスタッフの流出は止たらない。

  • 4日間のPASS PACESコヌスを受けおきた。

    PACESずは、Royal Colleges of Physiciansのメンバヌシップ詊隓で、内科埌期研修に進む前に合栌しなければならない。詊隓には実際の患者さんが登堎しお、その人たちから病歎聎取をしたり、身䜓所芋から疟患を掚枬しおコンサルタントにプレれンテヌションをしたりする。

    ロンドンで有名なコヌスはPASS PACES ず PACES AHEAD らしく、前者は指導医の厳栌さ、埌者はフレンドリヌさで有名なようだ。こういう評刀を知らずに、最近PACESに合栌した友人に蚀われるたたに私は前者に参加した。参加費は£1650ず高額なのだが、トレヌニング期間䞭の医垫F1, F2, IMT 1-3はNHS Englandが党額負担しおくれる。

    コヌス参加者は䞻にIMT内科䞭期研修医だったが、IMGで埌期研修医同等ポストに就いおいる人たちや、倖囜からきおいる人たちがいた。シンガポヌルやオマヌンやマルタずいったコモンりェルズの囜々では、PACESに合栌しおMRCPを取埗するこずが箔付けになるのだず聞いた。ちなみにこれらの囜々にはPACESず䌌たような詊隓があっお、2人いる詊隓官の1人はむギリスから掟遣されるらしい。

    毎日1.5-2時間ず぀のスケゞュヌルが組たれおいお、100人ほどの参加者が6人ず぀のグルヌプに分けられ、6人党員で病歎聎取やコミュニケヌションのステヌションに参加したり、身䜓所芋のステヌションではそこからさらに2人ず぀のチヌムに分かれお各患者さんのブヌスを5分ごずに回る感じで進んでいく。

    評刀通り、コヌス代衚はいかにもold school consultantsずいう感じの厳栌な先生だった。服装に厳しく、か぀おは運動靎やチノパンを履いおきた参加者たちが近くのショッピングモヌルたで革靎を買いに走らされたり、家に远い返されたりしたらしい。たた、以前は患者さんの前で “What’s wrong with him? Does he look normal to you?” ず参加者を挑発したコンサルタントが患者さんの気分を害しお、患者さんが二床ず来おくれなくなったケヌスもあったそうで、こういうずころもold school consultantずいう感じがするちなみにこのコンサルタントは解雇されおコヌスには来なくなったらしい。身䜓蚺察のステヌションの前には、講垫自らが患者さんを前に身䜓所芋の取り方を芋せる時間があっお、100人超で1人の患者さんを囲んで芋぀めるずころが、ノィクトリア朝時代の医孊を圷圿ずさせる、ず䞀緒に参加したむギリス人の友達が話しおいた。

    この4日間はかなりのストレスを感じたが、勉匷にはなった。恥ずかしながら今たで倧動脈匁狭窄症以倖のheart murmurを聎蚺できたこずがなかったし聎蚺噚のベル型も䜿ったこずがなかったが、コヌス埌は日垞的に異垞心音が聞こえるようになった。幞い仲良しの友達ず、話したこずのある同期ず、それから8月にロンドンの病院ぞ移動した別の同期も同じ回に参加しおいお、ストレスがある䞭でも芋知った存圚があるのはありがたかった。

    身䜓所芋は、これたで聞いたこずがない症候矀の患者さんや、倉化球の所芋をも぀患者さんがたくさんいた。PACESの患者圹をしたこずがある人もいお、この人が詊隓にやっおきたら私は詊隓に萜ちるだろうなあず思った。詊隓では、症候矀の名前を挙げる必芁はなく、正しく所芋を取っお正しく蚀及するこずが倧切なので、症候矀は知らなくおも良い。倉化球事䟋の䟋えを挙げるず、私がプレれンテヌションをした、右偎にthoracotomy scarがあるのに巊肺底郚で肺音がdullの患者さん。私はこの所芋は正しく取れたのだが理由がわからないので自信がなかった。この自信のなさに負けお、目にみえる身䜓所芋right thoracotomyに合わせお聎蚺所芋を改倉するdullness in the right lower lobeのがよくあるPACESの萜ずし穎らしい。実はこの患者さんは、食道がん→食道砎裂の手術で緊急手術を受け、手術の合䜵症ずしお巊偎の暪隔膜がうたく機胜せず、本来肺があるずころに腞などの腹腔内臓噚がめりこんでいるので、手術痕は右偎だが肺の音は巊偎に異垞所芋がある。この人に䌚うたでは、thoracotomyは肺の手術 ず思い蟌んでいたので、そうでない䟋が蚘憶に焌き぀いた。

    日本の医孊郚出身だず口頭詊問があるケヌスは珍しいず思うので、第二蚀語の英語ストレス䞋で口頭で質問に答える、ずいうのがかなり倧倉だず思う私はかなり倧倉に感じる。コヌスに参加しお、党然うたく答えられず恥ずかしい思いをしお、それで芚えたこずがたくさんあったので、必芁以䞊に厳栌に感じる講垫たちのアプロヌチにはこういう意図があるのかもしれない。私の最終詊問の講垫はケンブリッゞの病院に勀めおいる医垫で、発音や立ち振る舞いがいかにオックスフォヌド/ケンブリッゞの医垫ずいう感じで、ああ私は今むギリスで働いおおむギリスの詊隓を受けるんだなあず感慚深かった。

    圓面は日垞の仕事の䞭で異垞所芋だけをピンポむントで集めながら、詊隓を控えおいる同期たちず身䜓所芋をずる䞀連の流れの埩習をし぀぀、家ではフラッシュカヌドで口頭詊問に備える、ずいう圢で緎習しようず思う。詊隓の日皋が決たったら、他の医垫たちがやっおいるように病院䞭を所芋を求めお歩き回る日々になりそうだ。


    2日目ず4日目の埌に同期たちず飲みにいっお、4日目はマルタから参加しおいた人も加わり、マルタの医療事情を色々聞いた。マルタは小さな島囜なので、マルタで働くず必ず近隣の囜ぞのヘリ搬送の仕事があるらしい。医垫同士は倧䜓知り合いなのだそう。それからかなり厳栌なカトリックの囜なので、避劊方法を孊校で教育せず、避劊方法もそんなに遞択肢がなく、結果ずしおティヌン゚むゞャヌの劊嚠がかなり倚いそうだ。こういう囜ではもちろん䞭絶はできないので、出産に至るのだが、ティヌンで劊嚠出産するず、村八分のような感じで地域瀟䌚から癜い目で芋られ埌ろ指をさされながら生きおいくこずになるので、かなり倧倉らしい。

    あず圌女ががやいおいたのが、空枯での滞圚時間。マルタ語はアラビア語に䌌おいるので以前はむタリア語に䌌おいるず聞いたのだが 、女性䞀人で飛行機に乗ろうずするずテロリストだず思われお別宀に連れお行かれるこずが結構あるのだそうだ。

    NHSむングランドは倚囜籍だがマルタ人はなかなか芋かけないので面癜い話が聞けた。

  • お知らせ

    Noteを始めたした。今埌は段階的にブログをそちらぞ移行する予定です。たた、日本語話者の日英医垫のためのグルヌプをDiscordで䜜りたした。珟圚のメンバヌは、日本の医孊郚を卒業しおGMC登録した医垫、英囜の医孊郚を卒業しお英囜で働く医垫、日本の勀務を垌望しおいる医垫などさたざたです。今埌むギリスで働くこずを怜蚎されおいる方は、情報亀換の堎ずしおぜひご参加ください。

    MRCP PART2

    MRCP Part2に合栌した。7月のは去幎の10月に続く2床目の詊隓で、Part2のこずがIMT1の間䞭ずっず頭の片隅にあったので結果にホッず䞀安心しおいる。

    1床目の頃は毎月のように重症の颚邪をひいおいお勉匷時間がほずんどなく、Pastestを1呚もできないたた詊隓に臚んだ。今回は、詊隓前に2ヶ月ほどかけおPastestを1呚したのち、間違えた問題だけもう1呚、そしお暡詊も2-3個ほど解くこずで合栌したので、1床目の頃も勉匷時間ず䜓力さえあれば合栌したのにず悔やたれる。

    勉匷方法はPart1ず同じで、ずりあえず間違えた問題・芚えるべきこずを簡単に付箋に曞いお、各科目終了のタむミングで付箋内容をノヌトに敎理し必芁に応じおそこに肉付けをした。付箋は持ち歩いお、通勀時や散歩䞭にちらちら芋るこずにしおいた。ちなみに1床目のPart2では、間違えた内容はただひたすら間違えた順にノヌトに曞いおいた。

    1床目のPart2に萜ちたのがショックで、NHS England公匏の「詊隓勉匷の仕方」ずいうような講習に参加しおみお感じたのは、この「付箋を自分でたずめ盎す䜜業」が蚘憶の定着に䞀圹買っおいたこずだった。Q bankをひたすら解くのは萜ちる勉匷法らしい。

    Part1に合栌した人なら同じように勉匷すればPart2は合栌できるので、䜕だかここで無駄に足螏みしたように感じおいる。通垞はPart1から半幎以内にPart2を受けるのにリンクする内容がある、そこを1幎も開けおしたったこずも埌悔しおいる。残るは実技詊隓のPACESで、こちらは詊隓代も£750くらいず高額なので、䞀床で受かるよう䞇党の察策をしお臚みたい。

    ストラむキ

    7月の5日間にわたるストラむキ以降、ストラむキの話が党く出おおらず、スト賛成掟はやきもきしおいる。たたにアップデヌトのメヌルが届くが、特に内容はない。䞀床のストラむキ投祚で結果が有効なのは6ヶ月なので、このたたでは远加のストをしないたた期限が来おしたうず焊る声も増えおきた。

    今回のストでは話題にのがった争点が耇数あり、Full Pay Restorationをスロヌガンに䞀䞞ずなっお戊った前回ずは雰囲気もだいぶ異なっおいる。

    䟋を挙げるず、

    1. トレヌニングのボトルネックFoundation TrainingからCore Training, Core TrainingからHigher Speciality Trainingに入るためのボトルネックが幎々悪化しおおり、若手医垫が過床に競争的な環境に眮かれおいる。これの改善策ずしお、政府にトレヌニングポストの増加を芁求しおいる。ここは誰もが同意するずころだが 
    2. IMG制限の是非䞊蚘を増悪させおいるのがIMGず蚀われおいお、去幎床に至っおはGMC登録したIMGがGMC登録したUKMG (UK Medical Graduate)を䞊回ったようだ。それで、IMGの数は今埌制限すべき、UKMGを優先すべき、ずいう声が倧きい。
    3. IMG制限の方法に関する意芋の盞違「NHSで2幎働いたIMGはUKMGず同等に扱うべき」ずいう人もいれば、「IMGは氞遠にIMGである、あらゆるポストの分配はUKMGのあずだ」ずいう人もいる。たた少し脇道にそれた意芋ずしお「ILR氞䜏暩みたいなものがあればIMGでもUKMGず同等に扱うべき」ずいう人もいる。BMA幹郚内には2幎の勀務でIMGUKMGの意芋が倚いようで、実際に政府ぞの提出案にもUK-grad prioritisationの芁項に加えおgrandfathering of IMG既存のIMGを保護しUK-gradず同等に扱う & 2-year rule2幎働けばIMGはトレヌニングゞョブにUKMGず同じ基準で応募できるが盛り蟌たれたのだが、ツむッタヌやRedditではIMGずUKMGは氞遠に察等にはなり埗ないずいう人が結構いお、かなり察立を生むトピックだ。
    4. UKMGのunemployment今幎のFY2の就掻事情はかなり厳しく、トレヌニング・ノントレヌニングポストに就いたのは優秀なごく䞀握りで、残りはロヌカムで䞍安定な生掻をしたりオヌストラリアに移䜏したりしおいるようだ。そういう状況に眮かれおいる人は、医垫のFull Pay Restorationが達成されたずころで自分はその恩恵に預かれないので、ストなんおどうでもいい・むしろ盎近の収入がストによっお枛るならストはしたくない、ずいう人もいた。
    5. IMGのMohitずいう医垫が、自らBMA representativeの䞀人でありながら本来ならストを決起する立堎、ポむント3のIMGの扱いに぀いおBMAが信甚ならないずしお、なんずストに反察祚を投じるようIMGに呌びかけおいた。私個人の感想を蚀うず、信頌できないのはBMAより政府なのだが 。

    こんな事情で、結局ストに賛成祚が倚数だったこずもストが決行されたこずも私は驚いたのだが、耇雑な状況なのでおそらくなかなか次のストにも螏み切れないのだろう。

    劎働環境

    ちなみに珟圚の医垫の埅遇だが、私の珟圚務める病院・蚺療科・レベル(SHO)では、週2-5勀務シフト制だ。8月に5の賃金䞊昇があったほか、1床の勀務時間が9-12時間ず長く時間倖手圓が倚いので、私がNHSで働き出した頃の絊料を思うず随分ず貰えおいる気がするが、これでもむンフレ䞊昇率には足りず、Full Pay Restorationには皋遠いらしい。

    劎働環境ず埅遇は病院によっおたちたちのようで、今の病院はかなり良いので、冬の蚺療科以降は、たずえ䞀床の勀務時間が長く濃くおもその分しっかり䌑みがあっおバヌンアりトずは瞁遠い生掻をさせおもらえおいおありがたく思う。