Apricot Jam
by an expert of the apricot grove
Tag: PLAB1
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合格報告5人目のAUさんがPLAB1と2の詳細な寄稿をくださいました。合格おめでとうございます👏 ー 初めまして、AUです。 PLABについて日本語で情報を得られる機会は限られており、私も合格するまでに相当苦労しました。試験の1ヶ月前にこのブログに出会い、何をやるべきか明確化できたので試験に合格することができました(Xで管理人さんのブログが突然お勧めに表示されたのが全ての始まりでした)。どこかで頑張っていらっしゃる誰かのためにこの情報が役立てば幸いです。 【経歴】 現在医師7年目、日本の地方の大学病院で眼科医をしています。簡単にPLABまでの道のりを記載します。 2019年7月 OET 2019年11月 PLAB1、合格 2020年2月 Common Stations(現地のコース)を受講 2020年3月 PLAB2を受験しようとするも試験数日前にCOVID-19の世界的な流行のため試験が中止に。以後、暫くPLAB2は中止となり、日本政府による渡航規制も続いたため試験を受けられず。 2022年夏 OET再受験(たとえPLAB2に受かっても期間的に受け直しが必要なため) 2022年10月 PLAB2 1回目、PLAB2の受験期限を迎えるため挑戦するものの不合格 2023年8月 PLAB1、合格(PLAB2の期限が切れたためPLAB1受け直し。期限内なら4回まで受験可能。) 2024年2月 PLAB2、合格 【OET/IELTS】 IELTSはwritingで7.0を取るのが難しいです。OETは大阪でしか行われておらずIELTSよりも受験料が高いですが、月に1回は行われているのと、writingはIELTSよりも簡単なので、もしIELTSに苦労されている方がいればOETも考えてみてください。 【PLAB1】 日本から比較的近くて時差が少ないオーストラリアのシドニーで受けました。会場はシドニーの中心部にあります。シドニーだと夕方の16時くらいの試験になります。 私は1回目のときはPLABABLE、2回目のときはMedRevision+Plab keyを使いました。正直PLABABLEでもMedRevisionでも良いと思います(MedRevisionのほうが、まとめがしっかりしている印象あり)。レベルは日本の国試と同じかやや簡単(但し日本の国試では問われない避妊関連や、倫理の問題は要勉強)なので、ともかくPLABABLEかMedRevisionで間違えた問題を潰していけば良いと思います。1回目受けた時は研修医明けで受けたのでまだ知識が残っていました。2回目に受けた時は普段眼科しかやっていないため苦労しましたが、そこまで専門的なことは聞かれないので合格点にのせることは出来ました。 【PLAB2に関して】 管理人さんをはじめ複数の方が合格体験記を書かれていますが、日本で生まれ育ち、日本の医学部を卒業した方にとって躓くポイントはほぼ同じように感じます。管理人さんの投稿を始め、英語で書かれたサイトには載っていない最新でリアルな情報がこのブログには多くありますので是非一度目を通すことをお勧めします。私が以下書くことも管理人さんや他の方のほぼ受け売りだと思います。 【PLAB2を受けるにあたって知っておいてほしいこと】 (1) PLAB2は”落ちる”人がたくさんいる試験である。 私の学生時代は4年生のときにCBTと臨床実習前のOSCEがあっただけで、OSCEは”お作法”だけできれば受かる試験でした。GMCのホームページや動画、またPLAB2の試験官も「これはあなたたちを落とす試験ではありません。あなたたちがpassionateでsafeな医師であることを示せばいいだけです。PLAB式、GMC式、イギリス式などは存在せず、どの国でも同じです。あなたたちが普段臨床でやっていることをそのままやってもればいいです。」と言っていましたが、実際はPLAB2のチェック項目、要求に沿って回答しなければ得点にならず合格できません。後述の対策が必要になります。 (2) USMLE Step2 CSとは似て非なる試験である。 PLAB受験を考えている人はUSMLEについても大まかな情報は知っていると思いますが、同じOSCE試験であるStep2 CS (現在は中止されていますが)とは行うこと、採点項目が全く違います。Step2 CSでは(i) CIS (communication and interpersonal skills), (ii) ICE (integrated clinical encounter), (iii)…
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私のPLAB受験や初めての就活の話が少し古くなってきているので、ブログを参考にしたと連絡をくださった方々にお願いして、それぞれの経験を書いてもらうことにしました。まだ直接お願いしていないみなさんも、英国臨床留学やこちらでの専門医試験・キャリア等にかんして後続のひとたちに伝えたいことがあれば、ぜひ右上のコンタクトのページからご連絡ください。 今日はせじこさんの寄稿です。 ●●●●● 夏からイギリスでJunior Clinical Fellowとして働くことが決まりました。循環器内科志望のPGY4です。 研修医時代から当ブログを読ませてもらっており、特に就職活動において大変参考になりました。 今回、私の医師登録や就職活動の経験について書く機会をいただきました。医師として渡英したい人向けに日本語で書かれた情報はほとんどないため、拙い文章で恐縮ですが、少しでも参考にしていただければ幸いです。 自己紹介 まず、自分は幼少期をイギリスで過ごした帰国子女であり、もともとイギリスに馴染みがあって英語に関してはあまり抵抗がないことが前提にあります。PLABの勉強を開始してから就職が決まるまで沢山苦労しましたが、言語面ではかなりハンデがあったと思います。 渡英を目指したきっかけは6年生の夏休みにイギリスで出席した知人の結婚式でした。新郎新婦はともにイギリスの医学部を卒業し、結婚式の参列者の多くはNHSの医師であったため、医師としてイギリスで働くことについて色々な話を聞くことができました。当時の自分は日本の医師の労働環境や医局制度に対してなんとなく不安を感じていました。イギリスではキャリア形成に関して自らイニシアティブを取ってデザインしているような印象を持ち、医学生の自分にはとてもキラキラと映りました。初期研修中に英国医師免許を取ろうとその時思い、当初は地元で初期研修を過ごそうと思っていましたが、基本的に怠け者体質なので環境から自分を追い込もうと考え、海外交流が盛んなことで有名な県外の研修病院にマッチングしました。 これまでのざっとしたタイムラインです。 2019年 秋 IELTS取得 2020年 春 大学卒業 2021年 夏 PLAB1合格 2022年 春 研修医修了 2022年 秋 PLAB2合格 2022年 秋 英国大学院入学(MPH) 2023年 冬 full GMC registration 2023年 春 就職活動終了 2023年 夏 入職予定 主にPLAB、就職活動/CVについて書こうと思います。 ※2024年からUKMLAに切り替わるのであまり参考にならないかもしれませんが・・・ 試験自体はさほど変わらないと聞いていますが、すみません、あまり調べてないのでわかりません。 (https://www.ukmla.info/) PLAB 1 速く問題を解くことを意識してPLABABLEを2-3周したら絶対受かります。 使った教材・リソース(オススメ度:★) 医学生の時の成績は非常に悪く、日本の国家試験もギリギリ受かるか受からないかという状態でした。そのため、結局医学生の間はPLABの勉強はほとんどしておらず、研修医になってから本格的に勉強を始めました。研修先はハイパー病院と言われていましたが、自分が入職した年から当直明けは早期帰宅OK、コロナのため救急外来受診者数が激減したこともあり、平日の仕事後、明け、休みを勉強に当てていました。 ご存知の通りPLAB 1は180問/3時間のテストであり、1問1分で解く必要があるため、試験の形式に慣れる必要があります。大学時代、友人にUSMLEの勉強会に誘われたことがあり、問題を解くことがありましたが難易度は圧倒的にPLAB の方が易しいと思います。USMLEも日本の国家試験もかなりニッチな知識を細かく問いますが、前提としてPLAB は研修医に知っておいて欲しい最低限の臨床現場に即した知識を問うものであり、そもそも問題の種類が異なると感じます。PLABABLEは大体3000問の問題がストックされており、診療科別にまとまっています。ブックマーク機能が付いているので自分が間違えた問題だけ後で解くことができます。本番の試験ではびっくりするぐらい問題集そのままの内容が出ました。なので、2-3周して問題を全て覚えるぐらいの勢いで解いていたら絶対受かると思います。 自分の場合は間違えた問題をブックマークしながらPLABABLEを1周して、出てきた疾患をOxford Handbookで調べるという作業をひたすらしていました。時間がなく、2周目はブックマークした問題だけ解いて、最後は全体的な復習と模試を解くことに集中しました。勉強開始当初は医学英単語の知識がほとんどなく、ベストの勉強方法が分からなかったため、キクタンなどの単語帳を使うことも考えましたが、上記の勉強方法に従って分からない単語に遭遇するたびに調べるという作業を継続していると、いつの間にか医学用語のストックも増え、分からなかったとしてもprefix/suffixから大体単語の意味を推測できるようになり、スラスラ解けるようになります。 PLABABLEは3000問からランダムで180問選んで模試形式にする機能もついているため、自分はあまり使いませんでしたが、試験時間に慣れるために活用してもいいかもしれません。本番は基本的に時間が足りないので、微妙な問題にマークをつけて後から見直す時間はないと思った方が良いです。 PLABABLEは新規問題で構成された模試も別途で購入することができるため、自分は直前に一つだけ解きました。ですが、結局ブックマークした問題を見直すことが一番効率良いと思います。 他にARORA medical educationが出している模試(£40で5個)を購入し、いくつか解きましたがどれも平均点が20%台で明らかに難易度が本番より難しく、自信が削がれるだけなのでオススメしません。 Facebookのグループでは大手予備校の資料?でSamson notesが良いとみんな書いていますが、PLABABLEだけで事足りるし、おそらくダウンロードすること自体違法だと思うので手を出さなくて良いと思います。オンライン問題集で他にはPassMedicineがありますが、使ったことがないのでどちらが良いかはわかりません。MRCPに関してはほとんどの人がPassMedicineを使っているらしいのでPLAB1からそっちを使って慣れておくのも良いと思います。試験本番はロンドンのWestminsterにあるLindley Hallで受けました。体育館のようなかなり大きなホールで天井がガラス張りになっているため、3時間照らされ続けて暑かったです。当日の朝はだいぶ並ぶので試験会場付近のホテルを取ることをお勧めします。受験者は中東・南アジア・アフリカ系の人が多く、年齢層は見た感じかなり高く、自分が最年少なのでは?と思うほどでした。PLAB 1の合格率は例年70%ほどで低く、周りの受験者が全員自分より経験豊富で賢く見えるので本番はかなり緊張しますが、ペース配分に気をつけて落ち着いて試験に望むと絶対受かると思います。 参考までに、当日のスコアは142/180点(最低:116点/平均:122点)でした。 PLAB 2 予備校に行く・練習相手を見つけることが合格に必須だと思います。準備期間は半年以上が理想です。 時間と点数配分を意識することが重要だと思います。 使った教材・リソース(オススメ度:★) 研修医2年目の冬に受験予定でしたがコロナで試験が延期されたため、結局9月末の受験となってしまいました。ありがたいことに自分の研修病院はかなりSupportiveで、研修修了後の8月中旬まで専攻医として働かせて頂きました。専攻医になると一気に忙しくなり、他のコミットメントもあり、試験が延期されたことによるPLABに対する意識も低下してしまい、結局勉強を本格的に開始したのは7月頃でした。準備期間は大体3ヶ月でしたが、明らかに不十分(後述)であったため、最低でも半年前から勉強を開始することをオススメします。 ブログでも紹介されていますがPLAB…
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3月に受けた英国医師国家試験PLAB1の結果が返ってきた。 無事合格していた! 準備期間は3ヶ月で、PLABABLEを2周した。試験当日は、医学生の時以来目にしてないような疾患や解剖についての問題が出て来て少し面食らってしまって、PLABABLEを盲信していたことを後悔したけれど、結局合格していたのでよかった。 PLAB1受験は数年前から頭の片隅にあったことで、今回無事成功に終わって一安心している。オックスフォード大学から合格通知をもらったり、PLAB1をパスしたり、この4月は嬉しいことがたくさんあった。 こういう時にいつも思い出すのは、大学生の頃の、夢と現実の狭間で妥協点を見いだせずもがいていた自分で、狭い社会の規範に飲み込まれずよく自分を貫いたと思う。