Apricot Jam
by an expert of the apricot grove
Category: Well-being
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心理学者であるJennifer Wild博士の、Managing Stress and Overcoming Anxietyという講演を聞いた。不安と驚異的なことを成し遂げる能力とは表裏一体なので、不安が強いことを悲観しないでそれとうまく付き合っていくことが大事なのだそうだ。 気持ちではなく事実に焦点を当てる 実践的な思考をする 違いに注目する 計画を立てる 3分間のにんじん 自分の外側に集中する 優しくなる 1.気持ちではなく事実に焦点を当てる 博士によると、心配事の88%は実現しないらしい。心配事を、事実を正確に捉えるためのチャンス・周囲を明るく照らしてくれる太陽のように捉えて、不安についての日記をつけることを勧めている。具体的な書き方などには言及がなかったけれど、多分認知行動療法で推奨されるようなスタイルの日記のことだと思う。 2.実践的な思考をする 自分の考えに囚われていると思ったら、とにかく身体を動かしたり、ポジティヴシンキングに挑戦したりと、何かを実践して気を紛らわす。 3.違いに注目する 過去と現在は違うのに、昔の嫌なことを思い出して現在を悲観的に見てしまうことがある。そういう時は、昔の失敗と現状とで似ているところではなくて、違うところに注目するのが大切なのだそうだ。(会議のメンバーが違う、プロジェクトの内容が違う、など。) 4.計画を立てる 一日の計画をしっかり立てるのも良いらしい。30分ごとに時間を区切って、やることを決めておいて、あとは淡々とそれをこなしてゆく。タスクは具体的であればあるだけ良い。 5.3分間のにんじん 逃避行動は不安を継続してしまう。なので、やりたくないこと・不安の原因に取り組む時は、「3分だけ」と思いながらとにかく取り掛かる。どんなに小さなタスクでも、取り組むことで達成感が生まれる。 今どういう風に感じているか、ではなくて、あとでどういう風に感じたいか、に基づいて決断をする。( 面倒くさいから走りたくない→あとで爽快感を味わいたいから走る) 誘惑を断ち切るには「できない can’t」ではなく「しない don’t」を使う。(’I can’t drink on Wednesdays’→’I don’t drink on Wednesdays’) 6.自分の外側に注目する 自分の外側にある何かに集中する。(よくない類の集中は、内側にあるもの;自分の思考や自分の身体への集中)気が散らさないで集中する方法について学ぶ。 7.優しくなる 自己批判的な姿勢はモチベーションを下げてしまう。自分に優しくなることが大事である。自分に優しくなれない人はまず他人に優しくしてみると、自分にも優しくしやすい。 また、罪悪感は「ーしなければならない」(→「ーしなければならないのに…ーしていない」)という思考から来るので、5の方法を使ってとにかく取り組むことが大切とのことだった。 この内容は博士の著書 Be Extraodrinaryで詳述してあるらしい。読んでみようかな。(不安のコントロールといえば、以前に読んだManage Your Mindも素晴らしくてとても参考になったのでおすすめ。平易な英語で書いてある。)こういう実践的な方法は、本当に不安な時にはつい忘れがちなので、必要な時に手の届く場所にあるように、メモを取っておく必要がある。